循環型農業への
取り組み

循環型農業への取り組み

環境へのより良い循環をはかる
さまざまな活動

たまご&カンパニー・グループでは、卵を生産する際のさまざまな副産物を、有効活用する試みを行っています。その一つが鶏糞を利用した肥料の生産です。鶏舎から回収された鶏糞をコンポスト工場で加工。高品質な有機肥料「発酵鶏糞」へと生まれ変わります。おいしくて安心な卵のために快適な環境と良質な飼料で健康に育てられた鶏の糞は、肥料としても高品質。作物がしっかり根をはれるよう土質を改善してくれるので、お米も野菜もおいしくて安心です。循環型農業では、環境への配慮だけでなく、おいしさと安心も循環します。

たまご&カンパニー・グループは「環境との共生」を第一に、環境へのより良い循環をはかるさまざまな活動に取り組んでいます。

鶏糞を活用した肥料の生産

鶏糞を回収

鶏糞を回収 良質な鶏糞

高品質の卵を産むために健康な鶏を飼育しています。菌などを持ち込む外敵の侵入をシャットアウトした清潔なウィンドレス鶏舎で衛生管理に配慮し、栄養豊富な飼料を食べて育った鶏からの糞を回収します。糞はケージ下のベルトコンベアに落ち、卵や鶏には触れず、自動的に回収されます。

コンポスト工場で加工

コンポスト工場で加工 堆肥化の流れ

発酵処理をして得られる堆肥化したものを「コンポスト」といいます。回収された糞は、安定した肥料にするため、工場内で約80日間発酵させ、水分を20%まで減らしていきます。発酵時には糞の中に空気を定期的に入れることで、好気性細菌(空気のあるところで生息する細菌)が増えます。好気性細菌が増えると臭いが抑えられ、品質も向上します。また鶏糞の肥料はリンが豊富であり、作物の根の健全化が促され、実のつき方が良くなり、甘い作物ができると言われています。

高品質有機肥料「発酵鶏糞」

高品質有機肥料「発酵鶏糞」 5つのフリー化

発酵させてできた肥料は「発酵鶏糞」として販売しています。「発酵鶏糞」は、5つのフリー化を実現しました。

1. 農薬フリー
ウィンドウレス化でハエはほとんど発生しないので、殺虫剤の使用もわずか、検査結果では検出限界以下です。
2. 有害病原菌フリー
大腸菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌等の病原菌がゼロです。(社内ラボ、日本食品分析センター)
3. 寄生虫フリー
回虫、コクシジウム等の卵がゼロです。
4. 種子フリー
発酵過程に雑草、牧草等の種子は死滅し、ゼロです。
5. 木質フリー
オガクズ、バーク材等の混合で水分調整はしていません。
土壌の再生

土壌の再生 微生物の働き

栄養豊富な「発酵鶏糞」を使った土には、有機物の分解に関与する微生物が増殖するようになります。微生物の影響により、作物の根が丈夫になったり、いなくなっていたタニシ、カエル、クモ、ザリガニなどの生物が戻ってきます。生物が安心して暮らせる土からは活力のある作物が育ちます。

お米・野菜の低農薬栽培

お米・野菜の低農薬栽培 農家が認める肥料

土壌の再生に貢献する「発酵鶏糞」は多数の農家の方々に認められ、活用していただいています。「発酵鶏糞」を使ってできた野菜やお米、果物はみずみずしく、甘さも豊富で多くの人から支持を受けています。

たまご&カンパニー・グループで
取り扱う鶏糞を使用したその他商品

発酵ペレット鶏糞
高温処理(発酵)した鶏糞をペレット状にしました。臭いも少なく高品質な有機肥料ですので安心安全に使用できます。
乾燥ペレット鶏糞
乾燥した鶏糞をペレット状に造粒しました。ペレット状なので均一に散布でき、高品質な有機肥料ですので安心安全に使用できます。
鶏糞燃焼灰
鶏糞を高温にて燃焼させ灰状にしました。主に肥料原料として使用されます。