当社スポンサー企業決定のお知らせ

2022.11.25

プレスリリース

令和4年11月25日

関係各位

当社スポンサー企業決定のお知らせ

イ セ 食 品 株 式 会 社
有 限 会 社 伊 勢 農 場
上記二社管財人 髙 井 章 光

拝啓  晩秋の候、皆様益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご支援を賜り、誠に有難うございます。
さて、当職は、上記二社(以下「当社」といいます。)の管財人として、更生手続開始後、多数の候補企業を対象に、公正な手続で、当社の事業を支援して頂くスポンサー企業の選定に努めて参りました。その結果、本日、東京地方裁判所の許可を得て、株式会社三井住友銀行が100%出資している株式会社SMBCキャピタル・パートナーズ(以下「スポンサー」といいます。)をスポンサー企業と決定致しましたことをご報告申し上げます。

スポンサーは主として事業の転換局面にある会社の株式の取得を通じた企業価値向上において、多くの実績を有しており、その強固な事業基盤、高い信用力を有するところ、同社からは、当社とのスポンサー契約において、当社及び養鶏事業を営む当社グループ企業各社ら(中国を除くアジア地域における鶏卵事業を営む会社を含みます。以下「当社ら」といいます。)を一体として事業を実施する目的の下、その事業運営及び更生計画案の遂行に合理的に必要な支援を行う旨の約束を頂くことができました。

また、スポンサーは、当社らを支援するため、株式会社経営共創基盤を当社らに対する支援グループに迎え、事業運営面、経営管理面でのサポートを行う体制を構築しております。株式会社経営共創基盤は、我が国でも有数の事業再生事業者として、豊富な事業再生コンサルティング及び事業会社経営実績を有するものです。同社の支援を得ることにより、経営管理の高度化、生産性向上等の施策実行を加速し、迅速かつ合理的な事業再生ができるものと期待されます。

支援内容の詳細につきましては、今後スポンサーと協議のうえ、更生計画案として策定する予定でありますが、イセ食品株式会社に対して出資を受けたうえで、その支援を得て鶏卵事業グループ一体として事業経営をすることを内容とする事業計画をもとに、適切な弁済計画を策定し、実行することを中核とする更生計画案を策定する予定です。
上記のような次第で、スポンサーは当社らの支援企業として最善の企業と思われましたことから、当職において、東京地方裁判所の許可を得て、同社をスポンサー企業に選定した次第でございます。

今後、当社は、スポンサーのご支援を受けながら、さらに事業を安定させ、より発展させて参る所存です。かかる目標に向けて、当職は、引き続き管財人として更生手続を公正に追行するとともに、更生計画に基づき債権者への適切な弁済を実施できるよう検討を進めて参ります。更生計画案が策定できましたら、また、改めてご報告申し上げますが、まずは略儀ながら書中にてご報告申し上げます。

引き続きのご理解とご協力をどうかよろしくお願いいたします。
なお、ご不明な点やご意見等がございましたら、下記宛にご連絡頂けますと幸いです。

(問い合わせ先)
管財人室
Tel:03-6758-6936
受付時間:10時~17時(土日祝日を除きます。)

敬具

令和4年11月25日

関係各位

本日のプレスリリースに関してのQ&A

Q スポンサー企業を決定したとのことだが、会社更生手続きは終結したということか。今後の流れを教えていただきたい。
A スポンサー企業と締結したスポンサー契約書に従い、5月頃に出資を受ける予定です。その後、現在策定を進めている更生計画に従い、金融債権の弁済を実施します。裁判所の判断事項となりますが、4年前後で会社更生手続きが終結する見込みです。

Q 今後の経営体制はどうなるのか。現経営陣はどうなるのか。
A 更生手続終結までの間、更生会社の事業の経営及び財産処分管理権限は管財人のみに専属します。スポンサー企業が推薦する事業家管財人候補を裁判所にて審査のうえ、12月には事業家管財人が裁判所により選任され、従前からの法律家管財人と新たに選任される事業家管財人の2名が運営にあたります。

Q 新体制後の事業戦略はどのようなものか。
A 今後スポンサー企業等と協議のうえ、更生計画案として策定したうえで改めてご報告申し上げますが、スポンサー企業等のご支援を受けながら、さらに事業を安定させ、より発展させて参る所存です。

Q スポンサー企業等による支援金額、スキーム等はどのようなものか。
A 支援金額、スキーム等は裁判所、債権者の皆様とも協議を続けているため、現段階においてはお答えできません。

Q 今後の商品の供給に問題は生じないのか。
A スポンサーの就任により、弊社の財務面・事業面はより強化されますので、ご安心ください。

Q 今後の商談等の連絡相手に変更は生じるのか。今後の商取引に関する質問は誰にすれば良いのか。
A 変更は生じません。質問に関しては、これまでご連絡されていた弊社担当にご連絡頂けますと幸いです。

Q 上記以外の内容について教えてもらいたい。
A 本件に関する問い合わせは、下記宛にご連絡頂けますと幸いです。

(問い合わせ先)
管財人室
Tel:03-6758-6936
受付時間:10時~17時(土日祝日を除きます。)

以上